報道以外の目的で腕章を使うことに、記者は神経質でなければならない。記者でない人に貸して記者を装わせるなど、とても危険なことだという用心深さをもたなければいけない。
報道腕章に公権力以上の強制力など無い。従って、公務中の警察官による悪用は考えられない。知人の違和感は、平時に一般人に渡すことと、事件解決のために捜査員に一時的に貸すことを同次元で捉える記者の感覚に対するものだと思うが。
「渡さないが、落としていく」は理と情を折り合わせる機転というべきとっさの判断だろう。多様な見方があるとは思うが、私は深いと思う。
どこが深いんだ? 編集長さん、情けないぞ。
この言葉にあるのは、「渡したのであれば責任を問われるが、落としたのならば過失だから許される。オレは悪くないよ。悪いのは、拾得物を勝手に使用した捜査員だ。」という子供じみた自己保身だけである。
だが、渡したのであれ、過失、故意によらず落としたのであれ、手離したことに変わりはない。いずれにしても責任は免れないのだ。ならば、信念を持って捜査員に手渡すのが、記者以前の人間の倫理に適う。


by hakuou
話にならん!